■無料出会いサイトとは
読んで、字のごとく、出会い・交流を支援する、料金が無料のサイトです。但し、出会いサイトと言っても、
インターネットの出会い・交流に関するカテゴリーに属するサイトの多くは、趣味趣向やメール交換などを通じた交流促進の為の、主にネット上の出会いに限定したサイトが多くを占め、具体的に言えば、"サークル","チャット","同窓会支援","地域交流支援","掲示板","日記","異文化交流支援"などです。(簡単・コミュニティー系の)無料ホームページや無料ブログなども同様な出会い・交流促進の機能を持っています。ですので、最近、ネット検索で”出会い”などでよく目につく、商用の男女の恋愛の出会いなどに限定した出会い系サイトは、全体の、出会い・交流促進を主とした無料サイトからすれば僅かなのです。
本来、用語と言うのは時流に伴って変えていくべき物で、いわゆる、警視庁などが注意を喚起する、一部の男女の出会いなどに限定された出会い系サイト(主に携帯,スマホユーザー対象サイトです)
である、"異性紹介業サイト"と間違われないようにすべきですが、”出会い”に変わる適切
でわかり易い日本語が無い為に、旧来のまま”出会い”としています。最近では、SNSなどは、"知り合い系"と言われる事もありますが、大項目では"出会い"に属します。
また、男女の出会い系サイトも、”マッチングサイト”,"マッチングサービス"などと言われる事もありますのでご注意下さい。
■無料のコミュニティーやメル友掲示板
これらは、趣味や趣向の合う者どうしが参加して、コミュニケーションを楽しむためのサイトで、以前は、一般サイトでもサイト訪問者間の交流促進などを目的として、メル友掲示板などの設置が目立ちました。そもそもが商用目的で設置したものではありませんので、現在も、参加費用は無料と言うのが大半です。中には、同好の者同士での、オフ会などを開催する物もありますが、これも、”コンパ”、”合コン”の類や、恋愛を前提とした物ではない、通常のネットのオフラインでの会合と考えて下さい。
男女の出会いに関するコミュニティーサイトでは、何らかの文言により、それが明確にわかるようになっていますので、そのよう記述の無い物、或いは、そのような利用を禁止している物が、これに該当していると思って下さい。再度述べますが、男女の出会いに限定した出会い系サイトは、全体の中では、ごく一部ですので、誤った利用をしないようにして下さい。
利用者の中に、法的に問題のある行為を目的とした利用をする者もいます。個人情報が明瞭に登録されていて安全とされているSNSなどのコミュニティーなども、本人確認などを行っていないのが大半と思われますので、実質、年齢・性別を詐称した匿名で登録できますので、それを悪用する者がいる可能性もあります。ですので、個人情報を登録し、何らかの形で公開されるようなサイトでは、登録を慎重にし、最低限、匿名での登録が可能な無料メールを使うなどをする事をお勧めします。本当の個人情報は、本当に信頼できる相手にのみ知らせるようにしましょう。
また、ネット犯罪の殆どは携帯サイト(*)で起きていますので、出会いに関した携帯サイトの利用や、携帯メールの公開などは、決してしないようにしましょう。
なお、
コミュニティーに限らず、何らかの形でネットで知り合った、自己責任が持てる、結婚適齢期の独身男女が、交流を通じ、恋愛に発展する事は何も問題では無く、現在も、ネットで知り合った者同士の結婚に至った事例を耳にする機会が多数あります。これは、日常社会で、初めて会う人にいきなり『恋愛しよう』、『結婚しよう』などと言って交流を始めるのでは無く、何らかの交流を通じて親しくなるのと同じと考えて良いと思われます。
■行政主導の、少子化対策などを目的とした、結婚,お見合い支援サイト
近年問題となっている少子高齢化に関しては、主に、子供を生み育てる環境の改善と、結婚に至れない出会いの無い機会の多い非婚者・未婚者の増加対策があると思われます。既婚者の出産率は増加しながら、全体の出生率の減少傾向が顕著なのは、未婚者の増加に原因があると言われ、独身男女の健全な出会いを応援する事業を、民間やNPOと共に実施する自治体も増加傾向にあり、
当サイトでは、結婚・お見合いを主目的とした、男女の出会いに関するサイトのご紹介を、行政・自治体関連の事業案内のサイトのみとしています。
本来、このような男女の出会い促進は、民間運営のサイトに任せるべきですが、ネットにおける、登録料無料などの、健全な異性紹介業の、健全性の判別が日増しに難しくなり、不安を持たれる方も多くなって行く中、明らかに健全であり、
確実に自信を持ってご紹介できるのが、少子化対策支援の為の、行政・自治体のサイトのみではないかと言う点と、現状、あまりにも急激な少子化は、日本全体にとって
悪影響を及ぼし、大きな問題であると言う認識から、一覧の内容を全て、少子化対策関連のサイトに切り替えています。
なお、これらのサービスを利用して出会い、結婚・出産に至っている男女のカップルなどがいる情報も確認しております。
■結婚,恋愛の有料の出会いサイト
いわゆる、結婚情報サービスなどと言われる、お見合い・結婚目的とした成人男女を対象とした、結婚仲介業者による、有料の異性紹介業のサイトをさします。詳しくは 真面目な出会い 結婚・恋愛
や
o-net を参照下さい。
利用するには、比較的高額な料金が発生しますが、特別な事情などで、結婚の条件が限定されている方、中々良縁に恵まれず、本当にお困りの方
や、時間の無い方、恋愛で苦労ばかりされてきている方などには、比較的、成婚率が高いとされている、これらのサイトは、お勧めできるかと思います。但し、結婚・お見合いに関する仲介関連のサイトも、小さい物を含めれば、ネットには非常に多く存在し、どこがどこまで信頼できるのかも、判別が難しくなってきつつあるように思われます。
低料金の男女の出会い関連のコミュニティーも多数あり、中には、結婚までも対象にした、健全な物もあるのですが、あまり知識の無い方には、区別が難しいと思われます。日本女性は、昔からすれば、開放的・積極的になったとは言え、普通の女性ならば、見ず知らずの男性と、僅かな回数のメール交換のみで、すぐに会うような人は滅多にはいませんので、
簡単に”会える”などとしているサイトは、おかしいと思ったほうが良いでしょう。男性アルバイトが女性になりすました”サクラ”などがいる、或いは”ワンクリック詐欺”などの可能性もあります。匿名登録で捨てアカウントのメールアドレスを使っている場合ですら、自分から見ず知らずの男性に交際の申し込みなどをしないのが、一般的な日本の女性だと認識しています。
現代の女性は、恋愛よりも仕事などを優先し、積極的な出会いを望まない傾向が強いと思われます。これは、女性の未婚率が男性以上に増加している点にも現れていると思われます。(平成8年における20年前との比較で、30才男性の未婚率は約2倍、30才女性の未婚率は約3倍になっている模様)
関連事項として、男性会員のみで他は男性アルバイトなどによるサクラばかりの出会い系サイトシステムは、現在も販売され、利用する業者もいる模様ですので、結婚を視野に入れた真面目な出会いをお探しの方ならば、公的な評価もあり、確実に信頼のおけるサイト以外は利用されないようにお勧めします。
■最後に
人と人との出会いは、ご縁です。たとえ、ちょっとしたご縁でも、そのご縁を大切にする事で、良い出会いに繋がります。
また、人生には波があります。ご縁の運気などが良い時は、放っておいても、向こうから良縁が幾らでもやってきますが、そうでは無い時は、幾ら頑張っても駄目な場合もありますね。これは、恋愛に限らず、友人、仲間や、仕事や事業などに関してもそうですね。
人気者になって沢山の友人ができたり、次々と良い取引先と巡り合えて、事業が上手くいったりします。
ご縁を大切にするには、たとえば、見ず知らずの方から頂いたメールでも、わざわざホームページを訪問して下さって、真摯に書かれたメールですので、ご返事しないといけませんが、今は、どこの誰かもわからない相手のメールならば、迷惑メールとして、
一切読まずに、すぐゴミ箱行きですよね。メル友でもそうですね。たとえ、本当に意気投合し、仲の良い相手になっても、実際には会わない人が圧倒数のようです。特に真面目な人同士でこの傾向が顕著
に思われます。
同様に、街中でちょっと話かけるだけで、なんでもかんでも”ナンパ”などと思われたり、意図せず同じ方向を歩くだけで、”ストーカー”や”セクハラ”と思われかねませんので、今の世の中は、真面目な人ほど、”ちょっとしたご縁”を作ってはいけない
、出会いの無い環境ができてしまっています。職場などで出会いの無い、仕事一途な真面目な人ほど、結婚できない状況ですね。(今は、明らかに何かでお困りのお年寄りや、社会的弱者の方にしか声がかけられませんね。或いは、悪い事をしている子供を見かけても、注意し辛いですね。逆に犯罪者として見られかねません。逆に、明らかに重大な犯罪を犯しても、厳罰では無かったりと、何か、根本的な部分がおかしい事で、その皺寄せ、弊害が、人と人との出会いにも及んでいるのではないかと思うのですが…)
*
ご存知の方も多いと思いますが、私はネット恋愛で結婚しました。
当時のNifty-Serveのフォーラムで、(今ならば)ごく、一般的な掲示板でのパソコン関連の情報交換のメル友募集で知り合ったのが、私の奥さんです。
パソコンの事で困ってるとしてメールを頂く、パソコンの情報交換を始めたのがきっかけです。私の知人にも、フォーラムや草の根BBSの、(恋愛とは無縁の)オフ会などを通じて、結婚した人が幾人も(と言うか、かなり)います。インターネットの無い、パソコン通信時代の事ですので、昔話に近い感も否めませんが、今でも、私の奥様はネットで知り合った人と、時間があれば、主婦どうしのオフ会などに行かれますので、どのような状況が安全なのかを知っているならば、何も問題は無い状況は、今も昔も変わっていないように思われます。
また、数年前は、ネット恋愛で結婚した旨を紹介されていた個人サイトも多数ありましたが、今は、それを公言する事が社会的に不利となる傾向があると認識されている方が増え、掲載されない方が増加している模様です。
(尚、日本はネット恋愛による婚姻は世界的水準ではかなり低い模様です(*2))
ただ、昨今の携帯サイトのネット犯罪(*)が減少しない事や、アダルト中心の商用出会い系サイトの増加、及び、その混乱状況などを考慮し、安全を
適切に確認したポータル系を含む男女の出会い促進のサイトの紹介も全て削除し、いかがわしい出会い系サイトが確実に偽装的できないであろう、自治体などの公的サイト限定としましたので、出会いにかなり慎重で、時間的余裕の無い、結婚前提の出会いを考えてられる真面目な方も、
このような出会いを取り巻く厳しい環境でも、幾分は、利用され易くなったのではないかなと思います。
ネットの出会い関連サイトに関する犯罪の大多数は携帯サイト(*)です。
ですので、携帯サイトの利用制限や、氾濫するアダルトサイトの規制強化、(メーカーなどによる自主的な)未成年者の携帯電話利用制限や、悪質なスパムメール規制などを加えるなどすれば、安全性が大幅に改善され、少子化対策としての健全な男女の出会いの場としてのネットの利用も促されるようになると思うのですが。
インターネットの本質は、”人”だと認識しています。事例を紹介するまでも無く、それを認識しているサイトが成功するのが、インターネットです。人と人が交流すれば、出会いが生まれます。ネットでの出会いは決して無くなる事はありません。中には、人生を大きく左右される出会いもあるかも知れません。故に、出会いに責任が伴う事も周知
して頂けるような環境作りの支援や、ネット全体の健全化をあらゆる方法で促進させねばならないのだろうと考えています。
*1:警視庁発表の、”平成18度上半期におけるいわゆる「出会い系サイト」に関係した事件の検挙状況について”によれば、被疑者の出会い系サイトへのアクセス手段の
約96%は携帯電話となっており、前年同様に、携帯サイト、或いは携帯利用可のサイトが、犯罪に利用されている事が伺えます。また、前年同期比で、28%の増加となっています。
*2:少子・高齢化対策ホームページが公表された、"平成17年度 「少子化社会に関する国際意識調査」報告書"の 結婚について
の"結婚相手や同棲相手との出会いの場"の項からは、インターネットでの、結婚などを前提とした男女の健全な出会いが、日本は最下位である事がわかる。
日本 0.5% 韓国 0.9% アメリカ 0.8% フランス 1.3% スウェーデン 2.7%
日本は、世界有数のブロードバンド大国となり、殆どの家庭でインターネットができる環境ですので、この数字は改善されてしかるべきだと思うのですが。。。
|