エル・オンラインの「Sayaの星占い」「Sayaの星よみジャーナル」で大人気のSayaさんが綴る、2019年の開運レター。新たな一年を晴れやかに迎え、運を味方につけてハッピーに過ごすためのアドバイスを12星座別にお届け。星が告げるメッセージを受け止めて、新しい運命の扉を開いて!
おひつじ座(3/21~4/19)
「プライドと戦いの7年」を手放し、ありのままの自分を肯定して
おひつじ座のあなたにとって、2018年は、仕切り直しの一年だったのでは。天王星がおひつじ座を去った夏の間は、気が抜けたようになった人も多かったようです。頭上に天王星が戻ってきた2018年の冬は、2011年以来の「自立」の戦いの仕上げとなりそう。2019年元旦には守護星の行動や戦いの星、火星がおひつじ座に入ることもあり、プライドを守るための戦いのスイッチが入るかも。
でも、春になると、3月6日(水)に天王星がとうとう頭上を去ることになります。おひつじ座はこの7年、理不尽なハラスメントや圧力と戦っていたかもしれません。なかには裁判になったり、孤独に陥ったりという人もいるでしょう。その孤独な戦いのプロセスで、次第に目的が見失われ、抵抗することに夢中になっていたのでは。でも、「ステップアップ」の部屋に拡大と保護の星である木星が、「キャリアやライフワーク」の部屋に土星が滞在する2019年は、むしろ失ったものを別の形で取り戻し、人生を安定させることに注力して。あなたが本当にやりたい道へ進んでほしいのです。また、天王星がもたらす課題は、「経済的な自立」。組織に属さず、左右されず、自分らしくあるためには何をしたらいいか考えてみて。プライドや一番になりたい気持ちは手放していくことが大切です。
おひつじ座(3/21~4/19)
2019年の3月はまた取り残されたような気持ちがして焦ることも。4月から9月にかけては、人生を形づくる大変さを感じそう。8月からは、「経済的な自立」のためのチャレンジが始まるでしょう。でも、10月14日(月)のおひつじ座の満月の頃にはこの7年を振り返り、自分を見つめ、肯定するようなゆとりが生まれているのではないかと思います。少なくとも、もう何年もこの時期に感じていた焦りや自分を責めるような気持ちはなくなるはずです。
2019年のあなたに大切なのは、背伸びしない、ありのままの自分でできることを見つめること。過去も、物質的な執着も手放し、自分が楽になるように人生を作り直すことなのです。先に進むことを怖がらないでほしいな、と思います。
おうし座(4/20~5/20)
「めまぐるしい変化と自立の流れ」のなか、楽しみながら新しい自分に
2018年5月16日(水)から11月7日(水)まで、おうし座には天王星が入っていました。急激な変化をもたらす天王星は、84年サイクルの星。7年ごとに星座を移り、天王星が入った星座の性質を変えていきます。おうし座にも、2019年の3月6日(水)に入りきると、その後、2025年まで滞在することになります。2018年から2019年にかけての冬の間は、天王星が戻ってくる前のいわば準備期間。この夏に感じた変化の予兆は、冬の間に予感となり、2019年の春からは、さらに明確な形を取り始めるでしょう。否応なく「自立」の流れが始まるはずです。
これまでのおうし座は、「安定」を第一に考えていたので、「お金のために」好きではない仕事をしていたという人は、突然辞めたくなることもあるかもしれません。会社や人に依存した状態に居心地の悪さを感じるようになりそうです。でも、それは、あなたの視野が広がるから。俯瞰した状態で、自分や周囲の人を眺められるようになるとともに、経済的に自由になりたいと願うはずです。
ただ、「ステップアップ」の部屋に土星が滞在する2019年は、物ごとがのろのろとしか進まないように感じるかもしれません。あなたの視野は広がり、こんな風にしたいという気づきがあるのですが、それを現実にするにはまだ時間がかかるのですね。たとえば会社を辞めて、海外に移住したいと考えたとします。でも、それができる自分になるにはいろいろと積み上げないといけないことがあるという具合です。資格も取らないといけないかもしれないし、保険やビザなどの準備も必要でしょう。今年一年では準備できない可能性もあります。特に、4月から9月にかけては、その「のろのろ感」が重く感じられそう。
ふたご座(5/21~6/21)
「人を応援し、応援される」ことで、流れは加速度的によくなる
ふたご座の2019年についてお話しするには、2017年までの星の動きを理解する必要があります。と言うのは、2014年の年末から2017年の年末にかけて、一時期をのぞいて土星が「人間関係」の部屋にあったから。2018年は、土星が去ったことで問題が解決したように感じるとともに、ちょっと気が抜けていたのでは。そして、2018年の11月8日(木)に「人間関係」の部屋には今度は拡大と保護の星、木星がやってきました。2019年の12月3日(火)までこの部屋に滞在するので、2017年までは停滞していた人気運が急に開ける可能性があります。あなた自身もとても楽しく、人に対してもずっとおおらかになれるでしょう。また、あなたが苦手に思っていた人の本心も見えてくるとき。たとえば、離れていてあまり連絡がないので、「厳しい、冷たい」と思っていたけれど、よく事情を聞いてみれば、相手にも余裕がなかっただけだとわかるかもしれません。
2019年の3月6日(水)に天王星が移動すると、仲間との間に壁をめぐらし、周囲をライバル視していたようなところが変わってきそう。ただ、この日から3月28日(木)まで、守護星の思考や伝達の星である水星は「逆行」します。たとえば、異動や転勤があり、新しい場所に移ることで不安になるなど、ちょっと人生が不安定に感じられそうです。守護星の水星の「逆行」は、7月8日(月)から8月1日(木)、11月1日(金)から21日(木)にもあります。7月は、お金や周囲との関係、11月は仕事について、悩むことになるかもしれません。
かに座(6/22~7/22)
十分頑張ってきたあなただからこそ、「幸せのやり直し」を心がけて
かに座の方が「私は十分頑張ってきた」とお話しするのを2018年は、何度か耳にしました。2008年からは、「人間関係」の部屋に変容の星である冥王星が、2011年からは、「キャリアやライフワーク」の部屋に急激な変化をもたらす天王星が滞在するかに座のあなたは、本当に、これ以上ないくらい精一杯、頑張ってきたと思います。10年前と比べると、あなたを取りまく状況は大きく変わっているはずです。冥王星は、2024年まで「人間関係」の部屋に滞在するので、あなたの人間関係は、まだ変わり続けていますが、天王星は、2019年3月6日(水)に「仲間や未来」の部屋へ。キャリアのうえでめまぐるしい変化のあったこの7年よりは余裕をもって、もっと自由になる道が用意されているようです。会社員だったのがフリーランスになったり、自分でお店を始めたりと、組織や業界での競争からは離れることになるかもしれません。
また、2018年11月8日(木)から、拡大と保護の星である木星は、かに座のあなたに健康に目を向けさせるようにしています。たとえば、かに座にとって、質のよい睡眠は何よりも大切なもの。夜遅くまで働く今の仕事より、自宅でゆっくりできる仕事に切り替えようという具合に心の変化が起こっていきそうなのです。この流れは2019年12月3日(火)まで続きますが、生活を見直し、体調がよくなるにつれ、人生に対する好奇心や楽しさも復活しそうです。
しし座(7/23~8/22)
「人生の大転換の一年」を経て、もう一度根底から人生を考え直す
2018年は、1月にしし座で満月&「食」、2月に「人間関係」の部屋で新月&「食」、さらに7月に「人間関係」の部屋で満月&「食」、8月にしし座で新月&「食」がありました。自分自身とパートナーという人間関係の軸を「食」が揺さぶった一年、結婚やパートナーシップを解消したり、逆に関係が新しい段階へ進んだりという人も多かったかもしれません。また、夏の間は、天王星が「キャリアやライフワーク」の部屋に入り、こちらもまたあなたの人生を揺さぶり、特に経済的な面で自立を促していたのではないかと思います。そのため、ひとつの恋愛は節目を迎えたけれど、仕事に関しては本腰を入れたなんて人もいそう。
心理的に大きな成長があった一年を経て、2018年から2019年にかけての冬は、拡大と保護の星である木星があなたにクリエイティブになるよう働きかけます。誰に制限されることなく思い切り遊び、生命の喜びを謳歌したくなるのです。一方、土星は、あなたに真面目に仕事をするように働きかけています。そのため、遊びたくてもそうできないつらさがあるでしょう。時間的に拘束されることも多いのが特に悩みのタネ。そんななか、2019年1月21日(月)にはしし座で満月&「食」があり、あなた自身の方向性について考えることに。本当にやりたいこととルーティンワークとの間にギャップがある人は、「これでいいのだろうか」と考えてしまうかも。でも、今はつまらなくも思える普段の仕事を積み重ねることで、次のステージが見えてくるということを忘れないで。
おとめ座(8/23~9/22)
「押し寄せる依存の波」を振り払い、積み上げてきたものを形に
2017年の年末まで、土星や海王星がおとめ座に対してハードな角度を作っていたので、あなたに依存してくる人がいたり、居場所がないように感じたり、表面的には順調でも、精神的にはつらいものがあったかもしれません。まだ海王星は対角にありますが、土星が調和の配置になった2018年は、だいぶ楽になったのでは。これまでの努力が認められ、やりたいことができるようになってきたはずです。2018年はまた夏の間、天王星が「ステップアップ」の部屋に入り、2019年からの7年間の先触れを告げていました。これまでの7年、過去に起こったさまざまのことを整理していたのがようやく終わり、2019年の春からは、新しいステージに進むことになります。それは“棚ボタ”的なチャンスではなく、長い間、あなたが積み上げてきたレンガが建物や橋になるのです。まさに「時が来た」のを感じるでしょう。
もちろん、天王星が「潜在意識」の部屋にある2018年から2019年にかけての冬の間は、古い競争や痛みも出てきます。あなたに対し、「取り残された」ように思い、しつこく絡んでくる人もまだいるでしょう。でも、2019年の春からは、そうした人とは縁が切れていくのは確実です。また、拡大と保護の星である木星は、2019年12月3日(火)まで「居場所」の部屋に滞在。あなたのもとには大勢の人が訪れ、またあなたを応援してくれる人も多数、存在しているようです。
てんびん座(9/23~10/23)
固定概念から離れ、「新しいチャレンジや傷つくこと」を怖がらないで
2017年の年末に土星がてんびん座の「居場所」の部屋にやってきて、2018年もそのまま滞在していたので、土星の軌道修正の力が働き、今のあなたは、これまでいた場所を離れたり、逆に場所を定めたりというように、基盤を固めようとしているのではないでしょうか。実は、この部屋にはもう10年、変容の星である冥王星も滞在していますし、2018年の5月16日(水)から11月7日(水)までは天王星も「潜在意識」の部屋に。今まで受け身できたことに関して、変わらないといけないタイミングが来ているのですが、今はまだ以前と同じ状態を保とうとしているかもしれません。
2019年も、土星はそのまま「居場所」の部屋に滞在し、基盤作りのテーマをもたらします。また、3月6日(水)には天王星が再び「潜在意識」の部屋に入ります。天王星は変化の星。これまで当たり前だったものが今後7年かけて、変わっていく可能性があります。与えられてきたものを手放し、自ら作っていかないといけないステージに入ります。たとえば、これまでなら親に環境も家も与えられていたのが結婚して、自分が与える側になる、組織でも社会でも受け身で来たのがリーダーシップをとらなくてはいけなくなる、といった具合です。相手がどう思うか、周りがどう思うか、は手放していって。
てんびん座(9/23~10/23)
と言うのも、拡大と保護の星である木星は、2018年11月8日(木)に「環境や伝達」の部屋へ入り、2019年の12月3日(火)までこの部屋に滞在します。ハートをオープンにして、あなたの考えを伝えるように木星は応援しています。それによって、あなたが付き合う相手は、自分の仕事をしている業界でも横に広がっていくし、ひょっとしたら世界中に友達ができるかもしれません。同じ職種のなかでの転職はもちろん、同じ業界であれば、違う職種へのチャレンジも可能かもしれません。使い古されてはいるけれど、「新しい自分になる」という言葉が2019年のてんびん座はよく似合います。固定概念や古いプログラムに支配されず、未来に挑戦していきましょう。
さそり座(10/24~11/21)
「愛されたい気持ち」を離れ、自らをさらけ出すことで流れに乗る
2017年10月10日(火)から、2018年11月8日(木)まで、拡大と保護の星である木星はさそり座に滞在していました。さそり座はもともと深い感情をもっていますが、さそり座には2012年から2015年にかけて土星が滞在していたので、その間に抑圧したり、熟成させたりしたものが木星の影響で今になって出てきたようでした。さそり座らしい、誰かと一体でありたいという感情から派生しているものですが、それが叶わないと孤独や寂しさとなっていたかもしれません。特に、2018年の秋は、さそり座での愛と美の星である金星の「逆行」があり、「愛されたい」気持ちが氾濫を起こしていたようでもありました。
また、「寂しさ、孤独」の背景になっていたのは、2018年の5月16日(水)から11月7日(水)まで「人間関係」の部屋に滞在していた天王星もあったと思います。あなたが握りしめていた人がその手を離れて、飛んでいってしまったようでもあり、この流れは、2019年の3月6日(水)以降、本格的になっていきます。たとえるなら、子離れする親のような心境かもしれません。今後7年かけて、あなたのパートナーシップは大きく変わり、公私ともに誰かひとりとじっくり関わるのではなく、めまぐるしく付き合う相手が変わることになるかもしれません。
さそり座(10/24~11/21)
さそり座を去った木星は、2019年の12月3日(火)まで、「経済や豊かさ、所有」の部屋に滞在することになります。これからは、あなたのなかで培ったものをもとに外へと出ていくことに。世の中に広めたいこと、販売したいものは何でしょうか。守られてはいたけれど、閉ざされた世界を抜け出し、広い世界へと出かけることになるのです。さまざまな人と付き合ってみると、これまであなたの周囲の人たちがどんなにあなたを守ってくれていたのか実感することになるでしょう。そこで初めて感謝の気持ちも湧いてくるはずです。
12月3日(火)を過ぎると、周囲のためにあなたがやるべきことが見えてきます。これまで培った実力、信頼、人望などが試されることとなるでしょう。2019年を通じ、「愛されたい気持ち」や「執着」を手放し、オープンになることで、流れに乗っていけるはずです。
いて座(11/22~12/21)
守護星の到来で全身に水が染み込むよう。「復活ののろし」を上げて
いて座のみなさんにはきっと他の占星術家の方たちも、「おめでとう」の言葉を贈っていることでしょう。2018年の11月8日(木)に守護星の拡大と保護の星である木星がいて座に到来。木星は12年サイクルの星ですし、それ以前、2014年から2017年にかけては、土星がいて座に滞在していました。厳しい教師のような土星の滞在の後で、砂漠のように乾いたあなたの心に木星が水のように浸透し、乾きを癒してくれるのではないかと思います。
いて座や守護星の木星が本来もっているのは「健やかな成長」のエネルギーです。また危ない方向に行こうとしていると、木星が保護してくれる場合もあります。そのため、2019年の12月3日(火)までの間は、あまり無理をしなくても、スーッとどこかに運ばれていくようなスムーズさを感じることになるでしょう。それは、土星が滞在する間、頑張っても、頑張ってもどこにも行けなかったのとは対照的です。また2019年の3月6日(水)に天王星が移動すると、あなたの生活が大きく変わる可能性があります。日々の仕事や生活のパターンが変わっていくかもしれません。
いて座(11/22~12/21)
ただ、2018年の11月17日(土)から12月7日(金)までは、いて座で思考や伝達の星である水星が「逆行」。また、11月16日(金)から、いて座の「居場所」の部屋に行動や戦いの星である火星、海王星が入ったことから、「居場所」の問題は変わらず、まだ幸運の訪れを実感できていないかもしれません。いて座が象徴する身体のパーツは臀部ですが、足腰の強さを生かし、2019年からやりたいことに挑戦し、動いていくことで、流れに乗っていけるのではないかと思います。ただ、海王星が「居場所」の部屋にあるのは2019年どころか、2025年まで変わりません。「居場所」の問題については今後も続いていく可能性があります。
また2019年の4月11日(木)から8月11日(日)にかけては、木星が「逆行」します。木星の「逆行」期間は、問題が明らかになることもあります。でも、それは、あなたが本来とは違う方向に足を踏み入れているから。木星とともに起こるいて座の新月は、2019年11月27日(水)にあります。この一年をかけて、さまざまな種を蒔き、さらにその先へとつなげていきましょう。
やぎ座(12/22~1/19)
「思い通りの人生の形」を手放し、柔軟に立ち上がることが欠かせない
つい最近のこと、やぎ座の星占いファンの方に「Sayaさんの占いは、やぎ座に冷たい」と言われて驚いてしまったのですが、やぎ座にはもう10年、冥王星が滞在しています。「破壊や再生、変容」をもたらす冥王星は、やはり生半可な星ではないのを個人セッションで知っているので、よかれと思って書いていたことが厳しく映ってしまったのでしょう。ただ占星術では天文暦というものがあり、それを無視するわけにはいきません。太陽系の惑星の運行から生まれる運命のリズムというものがあり、私はそれを翻訳しているだけなので、それは理解していただきたいなと思います。
さて、2008年からやぎ座に滞在している冥王星ですが、2024年までやぎ座に滞在します。ほとんどすべてのやぎ座の方にそのムードは影響しますが、ただ星座には30度の幅が用意されているので、誕生日によって、影響度合いは違います。2018年は、18度から21度、誕生日で言うと、1月9日から14日生まれくらいの方がもっとも影響下にありました。2019年は、20度から23度、誕生日では1月10日から15日くらいの方への影響が最大になります。「自分が思い描いていた達成の形」をいったん失い、新しい人生を作り出すというのがやぎ座に入った冥王星の影響です。それが10年間で少しずつ進んでいる人もいれば、一気に起こる人もいますが、自分の予定通りではなくても、人生を受け入れ、勇敢に立ち上がる姿勢が重要だと言えそうです。このプロセスのなかで強さや輝きを身につけているやぎ座の方も多いのです。